GMOインターネットグループのGMOアドパートナーズ株式会社の連結企業群で、アドテクノロジー事業、メディアセールス事業等を展開するGMOアドマーケティング株式会社(代表取締役社長:渡部 謙太郎 以下、GMOアドマーケティング)は、レコメンドウィジェット「TAXEL byGMO(以下、TAXEL)」において提供している記事毎のユーザー離脱位置にあわせて他の記事への回遊を促すサービス「離脱位置レコメンド」において導入前と比べて回遊率が190%に大幅な向上を実現することができました。
「離脱位置レコメンド」とは、WEBメディア内の全てのコンテンツにおいて、ユーザーの離脱が多いコンテンツを判別した上で、ページ単位で離脱する位置を特定し、コンテンツのレコメンド表示を自動で行うことができる機能です。
当社は2020年に提供を開始し、80以上のメディア様に導入いただいております。なお、本機能は特許取得済みであり、特許番号は特開 2018-085064です。
コンテンツ内において離脱が多い位置に関連記事をレコメンドすることができるため、直帰率が下がり、滞在時間やページビュー、エンゲージメントの向上が期待できます。
当機能は、TAXELをご利用中のメディア様は無料で利用いただけます。
※実施の諸条件は担当までご連絡下さい。
通常WEBメディアは、ユーザーにコンテンツをより多く閲覧してもらうため、記事タイトルや見出しの配置、広告量のバランス、回遊導線の設計など、様々な最適化施策を実施しています。
しかし、コンテンツによっては、記事タイトルへの期待と内容の相違や、ユーザー特性の違いなどの理由で、最後まで読まずに離脱(直帰を含む)してしまう記事があり、離脱率に課題を抱えるWEBメディア運営者から相談の声が多く寄せられていました。
コンテンツを読み終えたユーザーに対しては、記事の直下に「レコメンドウィジェット」(レコメンド表示枠)を設け、別のコンテンツのレコメンドを行うことができますが、
多くのユーザーが途中で離脱してしまう記事においては有効ではありません。
当社にて調査したWEBサイト内の直帰率についても、低い場合でも75%程度、高い場合では80%以上になるケースもあり、複数の記事コンテンツを閲覧させることへのハードルは依然として高い状況です。
②収益性
記事下に配信されているTAXELの広告収益実績と、記事下のTAXEL配信に加えて、離脱位置レコメンド内にも広告を設定して配信した場合の収益性の変化を確認
記事下にTAXELのみを実施した場合と比較して、離脱位置レコメンドと組み合わせて実施することにより回遊率は190%に向上しております。
また、2023年7月1日から、現在のGoogleアナリティクス360(UA)からGoogleアナリティクス4(GA4)への移行が予定されています。
新たに「エンゲージメント」指標のリリースが控えられていますが、エンゲージメントセッションのカウント定義においても、ページまたは画面の閲覧または視聴が2件以上発生したセッションとされています。
そのため、離脱位置レコメンドによる記事中での回遊創出施策は、ユーザーのページビュー数・滞在時間の増加といった効果に加え、GA上のエンゲージメント向上にも寄与できると考えています。
※参照元:[UA→GA4] 指標の比較: Google アナリティクス 4 とユニバーサル アナリティクス
従来の記事直下へのレコメンドウィジェット設置のみと比較して、離脱位置レコメンドを合わせて配信することで、収益額が150%に向上した事例もございます。
e!Golf(イーゴルフ)は2021年8月から本格運用を開始したサイトです。
順調にPV数を伸ばしていましたが、課題として1セッションで複数の記事コンテンツを閲覧してもらうにはどうするべきか悩んでいたところ、GMOアドマーケティングの小西様より本取り組みのご提案をいただきました。
離脱位置レコメンドはページ内の離脱ポイントでレコメンド表示ができるということで、即決で実装判断し導入いたしました。
導入以前は、GAやヒートマップ等でサイト分析をし、エンジニアに依頼して掲載位置を変えていましたが、簡単に実装ができました。
導入当初は記事の回遊重視で設置し、広告単価が上がる需要月は広告も掲載して回遊性や広告収益のバランスをみて運用しています。
上記のように、回遊や収益向上に向けたアプローチが可能となる機能ですので、WEBメディア毎の課題に合わせた設計で実装することができます。
記事中における非表示エリアの設定や、直帰率の高い流入元、カテゴリに限定した実施も対応可能です。
詳細については、営業担当までお問い合わせください。
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